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考えるな!土中環境だ! 石場建てワークショップ in山梨 3月22日(土)
¥3,900 (税込)

考えるな!土中環境だ! 石場建てワークショップ in山梨


「土中環境」とは、
見えない土の中の状態までも含み「環境」とする捉え方、土の中へ向ける視点です。

土中環境が健全な森の土の中では、菌根と根がつながり膨大な菌糸のネットワークを形成しています。

このネットワークは、菌根と樹木が栄養を受け渡し合うと同時に、水と空気を上下に行き来させながら、土中と地上の「通気」「浸透」を保ちます。

地中の微生物から地上の虫や動物まで、多くの生命体が協働でつくりあげる土中環境の健やかさは、人間の身体のすみずみまで毛細血管が行き渡り、

多様な微生物に助けられながら「恒常性」を保とうとする状態にも似ています。

今回の講座では、黄金村名物のサツマイモの倉庫を設置にあたり、
「石場建て」という工法で、その基礎を作ります。

Q:なぜ、基礎を石場建てにするの?
A:倉庫周囲の環境を育む基礎だから。

コンクリートや硬い建物をでは大地との絆(きずな)が切れてしまいます。

倉庫の基礎を一手間かけて石場建ての基礎にすることで、水と空気が循環する環境が作れる。


参考:自然を壊さず家を作りたい

土の中では菌が活性化し、周辺の畑も良くなり、サツマイモも更に豊作になる。
そして農作業する人も癒される場所に変えていく。

畑をやっている方も、やっていない方も、
庭を持っている方も、いない方も、
ぜひ、土中環境の世界を覗いて、日本人に備わった感覚を思い出しに来てください!

考えるな!土中環境だ!

◎日 時:3月22日(土)10:30~

◎場 所:生涯学習センター こぶちさわ
注)会場へ直接のお問合せは絶対にしないでください!
〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町7711
https://maps.app.goo.gl/WZMMi6X9Xd9gekfi8
小淵沢駅より徒歩約13分
※駐車場あり

◎講 師:金田こうじさん
一般社団法人 Roots Ontake 理事・海外普及員

人呼んで、土中環境王子

◎参加費:3,900円

◎大まかなスケジュール
10:15~ 受付開始
10:30~ 玉ちゃんのお話
11:00~ 考えるな!土中環境だ!
12:15~ お昼休憩(蔦木へ移動)
13:30~ 現地で説明
14:00~ 石場建てとマウンド作り体験
16:30頃 終了・解散

◎学べること:
◯土中環境の捉え方
◯土中環境による石場建ての基礎づくり
◯残土を活用した植物が生長しやすいマウンドという起伏がある地形の作り方
◯マウンドへ寄せ植えの植樹

◎持ち物:
グローブ・剪定バサミ・作業できる格好
↑午後、石場建てとマウンド作りの体験で使います。

※イベントチケットのため、お申し込み後のキャンセルは応じられません。
※コロナワクチン接種者の参加はお断りしております。

◎講師:金田こうじさんプロフィール
一般社団法人 Roots Ontake 理事・海外普及員

写真右

【これまで】
環境問題、特に砂漠緑化に興味があり、大学で森林学科を専攻
開発途上国に行きたい想いがあり、環境より食べ物の確保、と氣持ちが農業にシフト

大学卒業後、アメリカの農業研修に参加
1年間カリフォルニアの農場でメキシコ人200人とスペイン語を使って仕事をする

ここで、不法移民、季節労働者、家族連れ、という日本であれば悲惨な状況のメキシコ人が、ものすごく楽しそうに歌を歌いながら仕事をしている状況をみてカルチャーショックを受ける

アメリカ滞在1年半後、日本に帰国し、東京で朝出社する日本人が灰色に見え、逆カルチャーショックを受ける
ここで「日本ってなに?」という疑問ができる

改めて日本について自分なりに学び、日本ならではの面白さを知る
多様性を受け入れ、消化し新たな文化を作り上げ、
各個性を活かしつつ全体の調和をもつ、「和を以て貴しと為す」が日本の良さだと認識

帰国後、青年海外協力隊出発前の会で、令和天皇陛下(当時の皇太子殿下)とお話をさせていただく機会をもつ

青年海外協力隊で行ったモルディブでは、イスラム文化を体験しつつ、日本文化・宗教等の比較をする
ゴミ拾い活動で、コーディネート役として”ワーキングハイ”状態になるくらい、仕事にハマる
現地語のディベヒ語を方言も含め、習得

帰国後、開発コンサルタントの仕事を1年
障害児福祉の仕事を2年

フィリピンで3年間の農業プロジェクト、現地コーディネーターに就く
現地の農家、行政、農業省、民間業者、日本の専門家・団体との調整を取りまとめてプロジェクトを進める

フィリピン農業大臣はじめ、副大臣等フィリピン農業界の主要な人材を日本に招待し、
日本の農業生産から流通、販売までの流れを見るツアーを企画開催
当時、日本政府よりも早く農業大臣を招聘する

2020年3月、コロナ禍に入る直前のベストタイミングで離職し帰国
自然栽培を始め日本各地の面白い農家さんをめぐる(北海道の農場で佐伯さんにも学ぶ)

そこで土中環境を知り『これが全ての根本である』と思い、氣持ちが農業から土中環境にシフト
この年「これからどうなるか全くの白紙状態だが、絶対的な安心感」を得る
地元富山で農業法人の手伝いをしつつ、御嶽山の再生や各地の土中環境の施工に関わる

2024年、能登半島の震災の復興支援で、1月中旬から高田さんたちと現地入りし、水源の確保や排水処理の施工を行う
長野・岐阜を中心に、個人邸での施工に関わり、石場建ての施工も行う

【これから】
今までの経験を活かし、海外、特に東南アジアに「土中環境」を広めたいと思います。
日本は現時点ではまだ、東南アジア諸国にとって憧れの存在ですが、
発展による問題が生じた日本だからこそ、同じ過ちをおかさないよう「土中環境」を伝えたい。

そして「和を以て貴しと為す」にならい、日本での「土中環境」のやり方をそのまま海外でやるのではなく、
「日本ではこういうやり方があるけど、ここではどういうやり方があるの?」と
各国のおじいさん、おばあさんがやっていた技法を学びながら、
更に「現代工法ともミックスしてやってみないか」というアプローチで
日本とアジア諸国のセッションのように、「土中環境」を発展途上国に拡げていきたいと思っています。
そして、それがひいては日本のためになる、と考えています。

今まで、日本を作り・守って来た人たちの想いを引き継いでいきたい。

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